納税義務者の3つの種類

相続税納税義務者

相続税の納税義務者は、無制限納税義務者、制限納税義務者と特定納税義務者の3種類に分けることができます。

納税義務者の違いにより、相続税が課税される財産の範囲が異なります。

1.無制限納税義務者

無制限納税義務者は更に居住無制限納税義務者非居住無制限納税義務者とに区別されます。

居住無制限納税義務者

  1. 居住無制限納税義務者とは、相続又は遺贈 ( 死因贈与を含みます ) により財産を取得した個人で
  2. その財産を取得した時に日本国内に住所を有するものをいい、その取得した財産の全て相続税が課税されます。

非居住無制限納税義務者

非居住無制限納税義務者とは次の要件の全てに該当するものをいい、その取得した財産の全てに相続税が課税されます。

  1. 相続又は遺贈により財産を取得した日本国籍を有する個人であること。
  2. 相続又は遺贈により財産を取得した時に日本国内に住所を有しないものであること。
  3. 上記1.2.に該当する個人又は相続、遺贈に係る被相続人が、その相続、遺贈に係る相続開始前5年以内のいずれかの時において日本国内に住所を有していたこと。

2.制限納税義務者

制限納税義務者とは

  1. 相続又は遺贈により日本国内に所在する財産を取得した個人で
  2. その財産を取得した時において日本国内に住所を有しないもの ( 非居住無制限納税義務者に該当する者を除きます。 ) いい、
  3. その取得した財産のうち日本国内に所在するものについて相続税が課税されます

3. 特定納税義務者

特定納税義務者とは

  • 贈与 ( 死因贈与を除きます。) により相続時精算課税の適用を受ける財産を取得した個人 ( 相続時精算課税に係る財産の贈与者の相続の開始により財産を取得した者以外のもの ) をいい、
  • 相続税の納税義務者として相続時精算課税に係る贈与財産について相続又は遺贈により取得したものとみなされ相続税が課税されます。
  • 税理士新谷会計事務所では大和市,海老名市,綾瀬市,座間市の方の大和税務署への相続税の申告を毎年しています。

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